2011年11月26日土曜日

さぎの湯温泉 安来宛

 安来の足立美術館での日本庭園と絵画や美術品の鑑賞を、23日に予定しており、午後4時頃には松江市内を離れて9号線と山陰道を乗り継いで、宿泊先の安来の旅館に向かった。
 米子西ICと出雲ICの間は所どころ高速道路の無料区間が設けられていて、9号線のバイパスの様に成っている。たぶん、其の区間は生活道路を含んでおり、其の区間を無料の区間としているのでは、と想像した。4時を過ぎてから松江市内を出たが、安来まではそれほど時間も掛からず、日が落ちる前に旅館に付く事が出来た。其の日に宿泊を予約している安来苑と言う宿は、着いて見るとすぐ斜め前に足立美術館があり、入館中は車の中でアンディーを待たせるつもりでいた私は、少しホッとした。賢いアンディーは車の助手席のムートンにうずくまって、寝ながら待ってくれるとは思っているが、遠くの駐車場に残しておくより、近い所で、なにか安心する気がした。それと、足立美術館のある場所は、さぎの湯温泉という小さな温泉街になっていて、近くには小奇麗な旅館も何軒かあった。
 ただ、私達が宿泊を予約した宿は、玄関口から少し古びた建物で、それでも、三組の当日の宿泊があるらしく、玄関先に歓迎の名札が掛かっていた。
玄関を入ると、眠そうな目をした中年の女性が出てきて、形通りの挨拶をして、此れも、少し古びた薄暗い八畳間ほどの和室に案内された。
 奥さんと私は顔を見合わせて、しまったと思ったが、何よりアンディーと一緒に泊まれる宿で、やけに安いと思ったが他に無かったのだからしょうがないと頷いた。
 夕食をすませてからお風呂に入る事にして、部屋にアンディーを残して別室の食堂に向かった。食堂のテーブルには、地元の刺身や小振りのカニ、どじょうの柳川風の小さななべや、此れも、小振りの器に出雲そばなどを並べていて、箸をつけると、どれも美味しく感じた。特に宍道湖の蜆の味噌汁と地元のもずくは私の口に合って、思ったより食事は悪くなかった。
 風呂は、露天風呂もあったが、私は岩風呂の温泉に入った。湯ぶねの淵に座っていた人に、どちらからと声を掛けられ話に乗ると、地元の人で温泉に入りに来たらしく、松江城に行った話しをすると、堀川めぐりの船に乗られましたか、と訪ねられた。時間が気になりパスした事を言うと、松江城のお堀をめぐる船から見る景色が良いんですよ、と教えられた。
 翌朝は、9時の足立美術館開館に入ろうと、7時に朝食をとったが、この朝食が、又、美味しかった。以前、島根の浜田で食べて美味しかった笹カレイが出て、美味しく頂いた。部屋は古びてシャビーな感じを受けたが、宿泊料金が安い割に、食事が美味しかったのが良かった。
 私が朝風呂を済ませて、私達は旅館をチェックアウトし、奥さんお目当ての足立美術館の入り口に向かった。

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